海外在住でも入れる保険！見つけた

海外在住でも入れる保険ってあるの？

海外在住と言ってもさまざまなシチュエーションがありますよね。
例えば、短期の語学留学・長期にわたる留学・ワーキングホリデー（ワーホリ）・駐在・結婚により海外永住・
留学後、就職して永住するなど一人ひとり状況はことなります。

日本の保険会社のサイトでは、留学・ワーホリ・駐在など短期間の人の保険はありましたが、自分の意志で長期滞在や永住となると正直かなり難しいようです。

この記事は、駐在の方向けではありません。
駐在の方は、企業が保険なども全てカバーしていると思います。

海外旅行保険に入る前に

さらに、海外旅行保険はどこの会社も3ヶ月未満の期間に限っていました。
なので、留学・駐在など長期になると予測される場合は、お申込み前にその旨申告することをおススメします。
会社によっては、事前申告が無い場合は、補償が下りない場合もあるようです。

海外旅行保険の種類

治療・救援費用の保険

治療・援助費用の保険は、日本の健康保険と同様に怪我や病気に対応するものです。
欧米での治療費は、日本と比較できないほど高額なものになりますので、できるだけ高額カバーをされるものあるいは無制限があればそれを選択することをおススメします。

携行品損害

旅行先での持ち物の破損や盗難に備えるのが携行品損害となります。
ただし、保険金額を高額にしても携行品は1つあたり10万円が限度（乗車券、航空券などの場合は5万円）ですので、契約の前には一度確認をした方が良い項目ですね。

また通常、携行品損害の保険金は時価での支払いとなりますが、一部の保険会社では新価にて支払われるので、発展途上国に行く際はこの携行品損害補償を付けて置くほうが良いと思われます。

賠償責任保険

旅先で人を怪我させてしまったり、レンタル用品を壊してしまった場合に使えるのが賠償責任保険。
損害賠償金と訴訟費用等の合計金額が全て受け取れて、自己負担額がない。
保険料も非常に安いので、つけたほうが良いと思われます。

既に発症している病気や怪我のための保険

一般的に海外旅行保険ではすでに発症している病気やケガ（既往症）が旅行先で悪化した場合の治療費は補償されませんが、一部の保険会社の商品には応急治療・救援費用補償特約が付帯され、300万円までの疾病治療費をカバーできるものがあります。

ただし、この特約は保険期間が31日以内の契約に適用されますのでご注意ください。

その他の補償内容

旅行中の病気により死亡した場合
航空機が遅れたために、予定していなかった宿泊代や食事代の負担が発生した場合
航空会社に預けた手荷物の到着が遅れたために、着替えなど必要品を購入した場合
旅行中にケガや病気で入院し、家族が現地に駆けつけた場合の費用

保険会社のそれぞれの商品によってカバーされる内容が異なるので、契約する場合は、何がカバーされているのかを必ず確認する必要がありますね。

海外在住でも入れる保険

一度日本を出国した後は、日本の保険会社との契約はとても難しいのが現実です。
そこで今回見つけたのが、下記の2社となります。

あなたの条件にあった保険会社かどうかは、簡単な質問に答えて見積もりを出してもらうのが最適ですね。

UNISURE MEDICAL GROUP (ユニシュア・メディカル・グループ）

ロンドンに本社を置くユニシュア・メディカル・グループは医療保険・生命保険などを提供しています。
海外在住者もそうですが居住地から他国への旅行の際の万が一に備えておくのも良いかと思います。

ASSETS （アセッツ）長期留学・長期滞在の方はオンラインで契約を結ぶ前にご連絡を忘れずに！
契約が無効になってしまう場合があるようです。
日本語での対応は、パリ・フランス事務所が担当しています。

ヨーロッパの保険の話し

　　
ここからは、現在暮らしているヨーロッパでの医療保険・ハウス保険に関する実体験をお話ししていきますね。

医療保険

国によって医療制度も違いますし、保険の制度も違います。

ここヨーロッパでもドイツとルクセンブルグでは大きく違います。

例えば、ドイツの場合私の入っていた保険会社は、親子3人分で月々3万円弱の支払いでしたが、治療費・入院費ともにすべて負担されていました。

ちなみにオーストリアの場合、ドイツの保険とほぼ同じ条件で、親子3人分でで月々6万円の支払いとなりました。

ルクセンブルグの場合、これはいわゆる国民健康保険に相当するものなのですが、治療費・入院費などは患者が支払い、その領収書を健康保険窓口に送付します。
18歳以下の子供は、全額払い戻しされます。大人の場合は、患者の負担額は平均で10％～20％の負担をなり、残りは払い戻しをされるシステムとなっています。

この保険とは別に個別に第二の保険（通称プライベート保険）に加入している人が多いのがヨーロッパの特徴かもしれません。

国が負担しなかった10～20％を第二の保険でカバーしてもらうものなのですが、病気がちなかたや大きな手術が予測される方などには向いていると思います。
ですが、保険料と実際にカバーされる金額の兼ね合いを考えて見る必要があると私は感じています。

ハウス保険

これはちょっと面白いなぁと思ったのですが、ハウス（家）保険と言うものがあります。

例えば携帯電話を落して破損してしまった場合、ハウス保険から新しい携帯電話を買うお金が支給されます。
翌年の保険料金が高くなるのでは？と心配なさる方もおられますが、私の場合は全くかわりませんでした。

またルクセンブルグの場合、ハウス保険を一年分一括支払いをすると、税金の払い戻しをかなり受けることができたりもします。（初年度が一番多く払い戻されます）

自動車保険

ドイツの場合：
無事故・無違反なのに自動車保険が上がってしまい、腑に落ちずに保険会社へ連絡しました。

なんと、居住している地域に暮らす人々の中で交通違反をしたり交通事故を起こした人がいるとその地域全体の自動車保険の金額が変わってしまうシステムになっていました。

保険会社の説明によると、免許取り立ての若い人が多かったり、お年寄りが多い地域の場合ちょっとした交通事故や違反が増加するのでこればかりはどうしようもないですね！

うそでしょう～無事故・無違反だったらふつうは金額下がるのに！と食い下がってみたものの、嫌なら他を探せ~と言うのがヨーロッパのメンタルのようです。

ルクセンブルグの場合：
こちらも無事故・無違反にもかかわらず保険料が値上がりしたので、問い合わせをしてみました。

およよ・・・ドイツの方がまだカスタマーサービスとしては良い印象でした。

こちらは、四の五の言わずに言われた金額を支払ってください。
それが嫌なら今すぐに契約解除の手続きをとりますけど・・・・

なんだか物凄いタカビーな回答でした。

そんな自動車保険に入らず運転する人いないでしょう～
第一それって違反になるじゃないの！とこちらが何かを言う前に電話もバシャリと切られてしまったほどです。

私はどうしたか？
速攻別の自動車保険会社を見つけて、解約しました＾＾

アメリカでの医療体験

アメリカは、高額な医療費がかかることでもかなり有名ですよね。
アメリカにお住まいのあなたは医療保険にも加入されていると思いますが、年齢によってはオプションを付けるなどの見直しも必要になるかと思います。

妊娠・出産の費用（私の場合）

渡米の理由は留学でした。
短期の予定でしたので、現地の安価な学生保険にはいり、結婚後も見直すことなく（と言うか保険の事はすっかりと忘れていて）この保険を自動継続していました。

保険内容は確認しましたが、その時点では結婚する事もましてや妊娠する事など想定外でしたので、
オプションの妊娠期間及び出産にかかわる保険には、無加入でした。

そして妊娠が発覚し保険会社に確認したところ・・・・時すでに遅しの状態だったんですね。
と言うのは、アメリカの保険（全てではないと思いますが）妊娠する最低2年前には妊娠・出産に関するオプション保険を支払う必要がありました。

と言うことで、妊娠が発覚した2000年7月からクリニックにかかり2001年3月に出産するまでにかかった費用は、40,000ドルを超えていました。

自費出産であること、一度も支払いが遅れた事が無い事を考慮して20％程のディスカウント（割引）があったにもかかわらずこの金額には驚きました。

妊娠・出産費用（友達の場合）

友人は、アメリカで帝王切開で出産したのですが、彼女はアメリカに中学生になると同時に親元を離れ留学をし、結婚・離婚も経験しているアメリカ暮らしの隅々まで知り尽くした感のある女性でした。

その彼女、万が一の為に結婚は出産後にする！と言っていたのですが、これが大正解でした。

独身時代彼女は、離婚しているアジア人としてアメリカ政府の支援（メディケア）を受けていたんですね。
なので、出産費用は帝王切開の費用も含めてすべてアメリカ政府が負担してくれました。

請求書を見て愕然・・・・なっなんと400,000ドルを超えていました。

アメリカでの手術は高額になると聞いていましたが、これほどまで高いとは・・・

救急治療（私の場合）

もう一つ、アメリカの高額治療の話しをさせてくださいね。

ある日、液体洗剤が目に入ったために、余りの激痛で目があけられなくなってしまいました。
今思い出してもなぜ？そんな状況になってしまったのか？と言った感じなのですが・・・・

自宅から徒歩圏内に大きな病院があったのですが、とても歩いてはいけないので主人が来るまで送ってくれ、
救急治療室の待合室で待っていた時に、一人の看護師さんが主人のところに来てつぶやきました。

奥さん辛そうね。もしすぐに先生に診て欲しかったら特別待合室があるのだけど、どうする？

えっ？そんな部屋があるのだったらお願いします

うん、わかった。でも別料金よ・・・それでも良い？

もちろん、構わないですよ。早く痛みを取ってあげてください

オーケー、じゃ私の後について来て！

連れていかれたのは、小さな診察室でベットが一つと小さな机といすが置いてある、待合室というよりは、簡易な診察室だと主人は思ったそうです。

私は、目が開けられなかったので、言われるがままベットに横になって先生の到着をまちました。

待つこと2分？いえ1分もなかったくらい速攻で先生の登場です！

一体何があったのか？と私から話を聞き、目の洗浄と点眼そして痛み止め用の目のクリームをその場でもらい、1週間はコンタクトレンズはダメだよ~と言った説明の時間も含めて、たった6～7分！で全てが終了

そして翌週に請求書が届きました。
ドクターの治療費:300ドル
ベット使用料：1500ドル
合計:1800ドル　ギョギョ…6~7分で1800ドル（これは自費でした）

これくらいアメリカの治療費って高額なんですね。

救急治療（ニューヨークの友達の場合）

長年ニューヨークに暮らす友人にアメリカならでは、と言うかニューヨークならではの話しを聞いたことがあります。

彼女は、子供の急な発熱と腹痛時に救急病棟を訪れました。
夜のニューヨークの病院、想像もつかない世界ですが、彼女いわくナイフで刺された人や、切りつけられた人、銃で腕や足を撃たれた人などがごった返していると常々言っています。

この話は、彼女が一番最初にニューヨークの救急病棟を訪れた時の話しです。
子供を抱きかかて、背中をさすったり、おでこの熱を手のひらで確認している時に、一人の看護師さんが大勢いる患者さんの間をバタバタを走り抜けながら、「保険に入っている人はいる？」「ちゃんと保険証をもってきている人はいる？」「コピーでも大丈夫よ、ちゃんと期限がわかれば」と大声でほぼ叫んでいるに近い状態だったそうです。

彼女は、訳も分からず手を挙げたそうです。
すると、その看護師さんが駆け寄って来て、保険証を確認後一緒に診察室まで連れて行ってくれたそうです。

悲しいけど、これがアメリカの現実です。
アメリカ人の多くがいまだに医療保険に未加入なので、病気になってもちゃんとして治療を受けることが出来ない様です。

アメリカで医療保険に入っている人達は、自費で高額の保険費用を払える人または、お勤めの会社が保険費用の一部を負担してくれているあるいは全額負担してくれている場合で、かなりの割合の人達が医療保険に未加入だと言われています。