ネットワークビジネスってなに?
そんなあなたの疑問にお答えします。
♥こちらの記事内容は、
- ネットワークビジネスとは?
- ネットワークビジネスの巧妙な誘いの手口
- ネットワークビジネスの断り方
ネットワークビジネスとは?
ネットビジネスと頻繁に間違えられるのが、ネットワークビジネスです。
いわゆる有名な「ねずみ講」「連鎖販売取引(MLM)」の類です。
ネットビジネスとネットワークビジネスは、言葉はとても似ていますが、その実態
は、まるで異なります。
「ネットビジネスは商品を提案」 | 「ネットワークビジネスは商品を販売」 |
ネットワークビジネスの経験、あなたも少なくとも2~3回、誘われたり、
半強制的に商品を押し付けられた事があると思います。
別名「マルチ商法」とも言われているのをご存知だと思います。
マルチ商法で友人関係が崩壊して人達も大勢いる程です。
ネットワークビジネスに関するニュースがこれだけ流れているのに、
未だに被害者の数が減らない、本当に困ったものです。
ネットワークビジネスの巧妙な誘いの手口
これは私の経験談です。 本当にいろいろとあったものだと、我ながら苦笑いです!
かれこれ数十年も前の話しです。
ある日、大学でお世話になっている部活の先輩から電話がありました。
私達と同世代の人たちのビジネスサークルが来週の金曜日に開かれるの。みんな大成功を収めているから、絶対に会った方が良いと思って。
でもね、特別なサークルだから紹介者同伴でないと参加できないのよ。
あなた、ビジネスに興味あるのよね?
だから、他の人ではなくて是非あなたを招待しようと思ったの 。
どう?
参加してみない? これ特別にあなただけだから、他の人には内緒よ!
あ~はい、ビジネスには興味はありますけど、どんなビジネスをなさっている方たちですか?
全く違う業種だったら、私でなく別の方をご招待なさった方が良いのでは?
このような会話が続き、結局断り切れずに当日一緒に会場に行きました。
先輩は私をカモにしようと、事前にアレコレ調査済だったことが後でわかりました。
壇上には、まさしく同世代の若い男性が、バッチリとスーツに身を固め、
彼の後ろに映し出された大きなスクリーンには、超高級車と一緒の写真が・・・・
その次は、高級腕時計の写真や海外リゾートの写真など・・・
と次々に彼のゴージャスライフが映し出されて行きました。
違和感を感じましたが、途中退席などゆるされる雰囲気ではなく、
先輩の顔をたてて、とにかくその場にいる事にしました。
セミナー?と言うよりは、自称「成功者」の自慢話を聞いた後、
なんとその中の一人と、食事会が設定されているではありませんか!
これは、絶対に怪しい!裏がある!今すぐ帰らないと!
平静を装い、先輩にこれから用事がある事を伝えて帰ろうとしますが、
そこはプロです。帰る!などそうそう簡単には許しません。
書類にサインをするまでは・・・
結局覚悟を決め30分だけお付き合いする事にしました。
売りつけようとしていた商品は、「50万円もするお風呂のフィルター」でした。
あり得ないとは、分かっていても、彼らの手口は、とても巧妙で、
「フィルターの効果」について、口八丁手八丁で攻めまくり、
お金はない!と言っている私に、あれこれ理屈をつけて書類のサインを促してきます。
とても自然な流れで、「今これを買わないと、大損をする!」ことになる。
そんな気分にさえ、こちらを誘導する手口を使って来ます。
こんな誘いに乗る訳には行きません。先輩・先輩の友人らしき人達2人に向かって
- 私は、未成年なので、このような書類に勝手にサインはできない(法的根拠を示す)
- 私の一存で決められる金額ではない(嘘でも多少興味がありそうなふりをする)
- 両親に相談したいので、書類一式を持ち帰っても良いか?(最悪の事態を避けるための口実)
このような事を言った覚えがあります。
正直とても恐怖で顔は引きつっていましたし、
心臓は、バクバクです。
でも、平静を装わないといけない。
下手な対応をしてこの3人に万が一誘拐(最悪の事態)されるかもしれない。
相手の顔は、まるで別人の様に険しく、最後は半ば強制的にサインをさせようと理不尽に
迫ってきました。
長期戦を覚悟の上、「自分では決められない」「両親に相談する必要がある」「お金は持っていない」
「印鑑も持参していない」この4点を繰り返しました。
私の場合は、部活の先輩が根負けし、事なきを得て無事帰宅する事が出来ました。
帰宅した時は、恐怖感からの解放と、誘いに乗って会いに行った自分が情けなくなり、
号泣しました。
後日、部活の先輩には、自宅から電話でお断りをし、その後一切のかかわりを断ちました。
被害には遭っていませんでしたが、同時に警察に相談に行き、そこで話した人の名前も全て伝えました。
その後、この先輩とは、部活でも学校内でもお話しをすることは一切ありませんでした。
警察で聞いた話ですが、
「手持ちのお金がないから、支払えない」「家族に相談しないと分からない」などが理由の場合、
「クレジットカードローンがある!」「決めるのは自分!」と言って断る理由を潰し、契約を促すそうです。
先輩に少しだけ、良心が残っていたのが幸いだったのでしょう!
ネットビジネスの特徴を見極めるポイント
ご注意下さい!久しぶりの友人・知人からの連絡でこんなことがあったら・・・・
- 注1)具体的な内容を会うまでは絶対に言いません。
- 注2)特別な・・・を頻繁に使います。
- 注3)紹介者だけ・・・を頻繁に使います。
- 注4)会う約束をなんとしても取り付けたがる
- 注5)不安をあおる言葉をつかう
ネットワークビジネスの断り方
- 興味がない事を伝える
- ネットワークビジネスで破綻したことがあるので、二度と関わりたくないと嘘を言う
- このような誘いは不快であると本音を伝える
上記3点の方法が効果的ですが、相手はネットワークビジネスに浸透している人なので、「相手を強く否定しない」事「ネットワークビジネスを否定しない事」がとても大切なポイントです。
「時間がない」「またいつか」など抽象的な言葉で断る事は、禁物です。
さらなる誘いが日々あなたを悩ませる事になってしまいます。
「絶対に断る」「入会しない」「サインしない」を固く心に刻む事が必要です。
まとめ
あなたを不安にさせるような言葉を巧に使い、近づき、商品を売るような人の声に、耳を傾けない事!
これが大原則ですが、友人・知人であったら、とても難しいですよね。
でも、冷静になって考えて見て下さい。
少しでも変だな? ちょっとでも違和感を感じたら、専門の相談機関に連絡を取る事をおすすめします。
あなたがネットワークビジネスに騙されない事を心より願っています。